融資の基礎知識

フリーローンとカードローンの違いとは?金利や使い分けのポイント

お金を借りる際に便利な「カードローン」というサービスがありますが、「フリーローン」という言葉はご存じでしょうか。カードローンとフリーローンは似たような言葉ですが、いったい何が違うのでしょうか。

実は、どちらもお金を借りるサービスではあるものの、借入方法や融資のスピードなどに違いがあるのです。
この記事では借入金の用途別に、どちらを利用するほうが良いかをピックアップして解説します。後悔しないよう、それぞれの特徴を事前に確認しておきましょう。

フリーローンの特徴とカードローンと異なる4つのポイント

ローンといえば、住宅ローンや自動車ローンなど、特定の目的に使用することを想像する人が多いかもしれません。
フリーローンは、その名のとおり「自由に使える」ローンのことで、借入金の用途に関係なく利用できます。ただし、基本的に事業目的や投資目的で借入れすることはできません。また、同じく使い道が自由なローンとしては、カードローンも広く知られています。
使い道の面では同じようなサービスに見えるフリーローンとカードローン、その異なるポイントを4つ紹介します。

1 サービスを取り扱う会社・業者

フリーローンは、主に銀行で取り扱われているサービスです。銀行のほかには、三井住友カードなど一部の信販・クレジット会社でもサービスを提供しているところがあります。

カードローンは、銀行のほか信販会社やクレジットカード会社、消費者金融業者などがサービスを提供しています。

2 借入れできる回数や用途、審査について

フリーローンの場合は、一度の契約での借入れは1回のみです。
使い道は自由であるものの、「何に使用するのか」を申告しなければいけないケースもあります。このほか、追加で借入れしたい場合は、改めて申し込みのうえで審査を受ける必要があります。その分の手間や時間がかかりますし、以前に一度利用したからといって、審査にかかる時間や融資までのスピードが早くなるわけではありません。

カードローンの場合は、契約時に必ず借入限度額(利用可能枠)が設定されます。この借入限度額内であれば、借入れはいつでも何度でもできます。もし、借入限度額が100万円だったとすると、「20万円ずつ5回借入れる」「10万円ずつ10回借入れる」など、利用者自身が自由に使うことができます。また、返済すればその分は残りの利用可能額が増えるので、返済した分を再び借入れることも可能です。
使い道は自由で、用途を申告する必要も、限度額の範囲内で借入れる場合であれば、審査の必要もありません。

3 借入金の返済期間について

フリーローンの場合は、サービスを提供する会社によって長さは異なりますが、「返済期間は最長10年まで」など、返済期間が設けられている場合があります。

カードローンの場合は、借入金に対して決まった返済金額を毎月支払っていくだけですので、いつまでに返済を終えなければならないという、完済までの期間を定めた「返済期間」はありません。

4 借入金の管理のしやすさ

フリーローンの借入れは1回のみのため、返済スケジュールが立てやすいという特徴があります。

カードローンは、利用限度額の範囲内であればいつでも何度でも借入れができます。その反面、使い方によっては「今いくら借りているのか、わからなくなってしまった」「返済が滞ってしまいそう」といった声も中にはあります。
ただし、これはあくまで使う人次第です。カードローンも、借入残高をきちんと把握しながら利用すれば、管理がしやすいサービスといえます。

■フリーローンとカードローンの違い

フリーローンカードローン
取扱業者銀行信販、クレジット会社 など銀行信販、クレジット会社消費者金融業者 など
借入可能回数1回借入限度額内なら何回でも
返済期間の有無ありなし
用途の制限事業資金、投資や投機の資金は不可用途を申告しなければならない場合がある用途は問わない事業資金、投資・投機目的でも利用できる場合がある
借入金の管理のしやすさ借入れは1回のみのため、返済スケジュールが立てやすい複数回借入れを繰り返すとわかりづらくなる場合があるが、残高照会や返済額の確認はいつでもできるため、管理はしやすい

こんなとき利用するのはどのローン?ケース別に解説

ローンを検討している人は、カードローンとフリーローン、どちらが適しているのか迷ってしまうかもしれません。そこで、重視すべきポイントとともに、「こんな人はこちらのほうがおすすめ」といったケースを紹介します。

<フリーローンのほうが良いケース>

・「借り過ぎてしまうかも」という不安があるカードローンは、借入限度額の範囲内であれば、いつでも何度でも借入れすることができます。利便性は高いですが、「つい借り過ぎてしまった」という人も中にはいます。
収支の管理に自信が持てない場合、フリーローンを選択するほうが良いかもしれません。

・なるべく金利を抑えたい一般的に、フリーローンはカードローンに比べて金利が低い傾向があります。利用状況によって変わりますので一概にはいえませんが、「借入れは1回で済ませ、決められた金額を毎月返済していきたい」「返済総額をなるべく抑えたい」という人は、フリーローンのほうが向いているといえます。

<カードローンのほうが良いケース>

・すぐにでも借入れしたい申し込みから借入れまでのスピードは、フリーローンよりもカードローンのほうが早い傾向があります。
カードローンは、「最短で即日融資も可能」とうたっている消費者金融業者があるなど、借入れまでのスピードもサービスの一環として重視しています。
「とにかく早く借入れしたい」という人は、カードローンのほうが良いでしょう。ただし、審査の基準は会社によって異なります。必ずしも審査に通るとは限りませんのでご注意ください。

・柔軟に対応するため、何度も借入れしたいフリーローンの借入れは1回のみで、何度も借入れできるわけではありません。
一方、カードローンは、最初に契約をすれば借入限度額内で何度でも借入れできます。従って、急な出費が必要になったときなど、柔軟に対応できるというメリットがあります。
カードローンの利用例としては、飲み会の出費、結婚式のご祝儀、旅行、買物、引越し費用などが挙げられます。「さまざまな出費に対応するため、細かく何度も借入れしたい」という人は、カードローンを選びましょう。

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使用目的や条件に合わせて、最適なローンを選ぼう

フリーローンとカードローンの違いと、使い分け方について解説してきました。フリーローンは返済の管理がしやすい反面、借入れは1回のみ。一方、カードローンは、必要なときに何度でも借入れできるというメリットがあります。
ただし、それぞれに一長一短あるため、一概にどちらが良いといえるものではありません。使用目的や借入金額、返済スケジュールなど、ご自身の状況と照らし合わせつつ、最適なローンを選びましょう。

よくある質問

Q1:フリーローンとカードローンの違いは?

フリーローンとカードローンの主な違いは下記のとおりです。

  • フリーローン
    借入可能回数:1回
    返済期間:あり
    用途の制限:事業資金、投資や投機の資金としては利用できない
  • カードローン
    借入可能回数:(借入限度額内なら)何回でも可
    返済期間:なし
    用途の制限:なし(事業資金、投資や投機目的でも利用できる場合がある)

Q2:カードローンとフリーローンどちらを選べばいいのかわかりません

カードローンとフリーローン、どちらが適しているのか迷ってしまった場合は、下記を参考にしてみてください。

  • すぐにでも借入をしたい、必要なときに何度も借入をしたい:カードローンがおすすめ
  • なるべく金利を抑えたい、借りすぎてしまう不安がある:フリーローンがおすすめ

Q3:カードローンよりフリーローンのほうが、金利は低いの?

利用状況によって変わりますので一概にはいえませんが、一般的にフリーローンは、カードローンに比べて金利が低い傾向があります。しかし、カードローンを提供する会社によって、独自のサービスを展開しているため、上手に利用すると金利を低く抑えられる可能性があります。
三井住友カードのカードローンであれば、返済実績に応じて翌年度からの金利が下がり、5年目には1.2%も下がります。

利率1.5%~15.0%で利用でき、返済実績に応じて金利が下がるサービスもあります。

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